近畿日本ツーリスト株式会社様
旅行事業を中心に据え、地域共創などにも貢献する
近畿日本ツーリスト株式会社
代表取締役社長 事業推進本部営業企画担当部長
永崎 安基様 丸山 一美様
永崎 安基社長
エアプラス聞き手:代表取締役 岡田 健
永崎社長 日頃より弊社社業にご協力をいただきありがとうございます。弊社では営業稼働を上げてゆくことを常日頃より最重要視していますので、営業が自分でやらなくて良いことはアウトソースするというのは昔からの原則にしています。そのための受け皿として、グループ会社にKBCというアウトソーシング会社を持っています。さらには、AIの有効活用を推進して業務改革を行うために、新たに選任の部長職を設置しました。
ホールディングスで年数回の社員向け意識調査を行っていますが、直近の調査結果でも実に56パーセントの社員が未だ業務改善について課題感を持っていることも明らかになっています。コロナ禍で大幅な人員削減を行って以降、現場は常に人手不足感を拭えずにいると思います。それらに応えるためにも、AI、派遣社員、アウトソーシングの3つを上手にコントロールする必要があると思っています。
丸山様 当時人手不足の中で現場の声を拾い上げ業務改善につなげる動きをしており、バックス部門(営業サポート)の改革の必要性を役員に提案していました。それを受けて当時の社長からの紹介で御社からお話しを伺い、これなら現場のお困りごとに応える一助になるのではと考え早速契約させていただきました。先ずはじめは、バックスプロジェクトに名乗りを挙げてくれた社員からお試しの形で試行錯誤が始まって、だんだん周囲に広めていったというのが経緯です。社員の中には自分で発想して切り出すことができるタイプと、メニューが初めに必要なタイプの人がいます。メニューを御社とご一緒に作って行けたことで弊社らしい内容のメニューが徐々に定着してきたのだと思います。まさにタイムリーなご提案だったのです。

永崎社長 ずばり「即効性」です。それと「柔軟性」もあると思うのですがその辺を特に期待していますね。現状、営業マンとSA(社内バックス担当:セールスアソシエイトの略)の依頼が半々程度と伺っています。首都圏の拠点ではSAもいるのでアウトソースに比較的馴れていますが、地方の拠点は他人に依頼することに慣れていないので自分で抱えてしまいがちです。営業マンにはもっと前線で活躍してもらいたいので、お困りごとを社内で棚卸しして御社に連携してゆける業務をもっと増やしてゆきたいです。ところでパケットシェアリングとAIは競合しないですか?
永崎社長 御社のような存在がAIで対応可能な業務を開拓していただくのは合理的ですね。
丸山様 特に地方支店などでは、もうパケットシェアリング無しでは仕事ができません、という声も聞こえてきます。
丸山様 プロジェクトメンバーが自らアウトソーシングを実践してみて、その良さを周りの社員にすすめてくれるようになったことで、現場でアウトソーシングを活用する判断や見極めが出来るようになってきていることは、推進担当としてとても嬉しいですね。例えば、夜中に予約が始まる駐車場の予約手配などは、働き方改革の観点からグループ会社へ委託するのは難しい業務ですが、そういったお仕事まで引き受けいただけるのは本当に助かっています。
最近では社員が自分たちで発想して様々な新しいメニューが拡がっているので、毎月各所がお願いした業務リストに目を通すのは意外と楽しみになっているのですよ。
今はバックス改革プロジェクトが一旦お休みになっていますが、今後はAIなども活用しながら営業稼働を高めると同時に、業務改善に繋がる困りごとの標準化も進めていく予定です。

永崎社長 今後、少子化、人口減少などの影響で弊社の祖業である旅行マーケットは縮小してゆきます。弊社でも、そのような市場環境を踏まえ、旅行分野以外のビジネスを拡げてゆくつもりです。特に地域共創事業を中心に据えて考えています。もちろん旅行事業に関連する切り口から着手していて、例えば学校の部活動のサポートなどはすでに開始しています。行政の事務局委託なども受けていますが、これらの業務にも非常に大きなバックヤード業務があります。それらを棚卸しして、御社にもご一緒に対応していただけることがあるのではないかとも考えます。そういう旅行業以外の部分でもサポートをお願いしたいと考えています。
永崎社長 ありがとうございます。この件は、私が前職で近鉄HRパートナーズに在籍していた時から顕在化していた問題で、添乗員さん達が閑散期にお仕事が無くて大変困っていたところをホテルや旅館へスタッフとして派遣するなど対策をしてきましたが、そこからヒントを得て考えました。
上手くニーズが噛み合うことを期待しています。
永崎社長 弊社でも女性社員の比率が高まってきています。ライフイベントを経ても、営業希望の方は営業として復職していただくための環境づくりは大切です。そのためオンライン営業なども強化しています。パケットシェアリングには時間の制約がある方々を助けていただくようなこともお願いしたいです。

参考:(外部サイト)近畿日本ツーリスト株式会社様WEBサイト